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人工呼吸器(NPPV) 研修会 報告





課題 人工呼吸器研修会
日時 平成21年10月29日 15:00~17:30
場所 飯倉民間救急サービス
講師 フクダ電子(フクダライフテック九州 株式会社) 田中 義一様

~研修内容~

ALS患者様使用の人工呼吸器(インテグラ)の説明・取扱い習得
・NPPV呼吸器の種類(セレナ・インテグラ・ウルトラ)
・マスクの説明と注意点(リーク式・バルブ式の違い)
・基本画面の見方と設定方法
  ・リーク換気について
   STモード、PSモード
   IPAP(吸気圧)、EPAP(呼気圧)について
  ・バルブ換気について
   PSVモード・APCVモード
   PS(吸気圧)PEEP(呼気圧)について
   (PS・PEEPの違いなど)
・アラームの説明と対処法
  種類、消音、再起動等
・回路説明
・患者様の設定での実演
  人工呼吸器の欠点
  気切しない人のリスク
・質疑応答

~報告者1:飯倉民間救急サービス 新原 看護師 看護師MAST~

NPPV(非侵襲的陽圧呼吸)とは、「顔あるいは鼻にマスクを密着させることにより、気管内挿管せずに、陽圧呼吸をする人工呼吸法です。挿管や気切は、確実で有効な気道確保の手段ですが、急性呼吸不全においても、NPPVの多くの研究がなされ、エビデンスが蓄積された結果、臨床での普及が高まっているようです。
多くのメリットがあることから慢性期~急性期と幅広く使用される中でその反面医療者がNPPVに頼りすぎ、使用に固執した結果、呼吸不全が悪化したケースもあるようです。
よって、本来ならエビデンスによって作成された現在のガイドラインに基づいて使用され、正確な観察とアセスメントによって挿管下での人工呼吸管理に移行するか否かの判断を常に行う必要がある呼吸器であることを、私達は良く理解しておかなくてはならないと感じています。
ALSの患者様に関しては、肺疾患患者様と違い、今後の予後についてや、治療方針の説明を受けた本人や、家族が選択・決定することが存在し、それを受け入れて生活していく特性上、NPPVのガイドラインである許容限界を超えての使用が多々あるだろうと思われます。
NPPVでは不十分な換気のの時期が来ても、たとえ気切や挿管による換気が有効になってきたとしても、それが予後の過程にあることを受け入れてある場合がほとんどです。
決断した本人や家族が望むべきスタイルに添って支援されるべき疾患であると思います。
そんな中で私たちが何が出来るのか、やるべきことは何か、考える機会を与えられました。
このような患者様が増えていくとき、常に考えなくてはならないのだと思います。
今回そのようなことを考える機会があり、学習する機会が与えられたことは良かったと感じています。
不安定な状態の患者様を搬送する時、患者様の情報を収集した上で、使用している呼吸器の特性を知ることは危険を回避し、より安全に搬送する為に必須事項であるという認識を持つことは重要だと思います。
私自身も肝に命じ学習していく気持ちを忘れないようにしようと思っています。

看護師間でも情報を共有し、共に学習して向上を目指し、同じ気持ち、よい連携をとることで搬送の質をよりよいものにしていけたらいいと思います。


研修の効果について
・Bipapとの違いを知ることが出来た
・種類、モード、設定について知ることが出来た
・機械操作(触れても設定が変わらないことやアラームの消し方と注意点等)を知ることが出来た
・実際の送気を自らの設定で体感できた
・同意書の重要性を確認し、実際に作成した
・患者様の状態に応じた細かな設定について、看護師同士で話し合える基礎が出来た

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~報告者2:飯倉民間救急サービス 荒巻 看護師~

患者様の状態(疾患など)、呼吸状態に応じた呼吸器の種類の選別の仕方、設定を学んだ。
臨床の場に従事する担当看護師としては、これを個々の患者様に応じて理解することは必須である。
アラームが警告した際、その原因を正しく確認し、早急に対処する必要がある。
患者様の為にも、プロとしての自分の仕事に責任を持つためにも、医療機器の使用目的と利用方法を向上心を持って理解し続けることは大切である。
人工呼吸器とは・・ARSとは・・呼吸補助手段をトータルに理解できた。

フクダ電子様の丁寧な説明、膨大な資料のご提供、熱心な説明に大変感謝しております。

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~報告者3:飯倉民間救急サービス 野見山 看護師~

今回、人工呼吸器の研修を受けることで、多くのことを学ばせていただきました。
研修前からインターネットや、資料を読み人工呼吸器について勉強していたのですが、インテグラは病院で使われるものと違い、用語や設定の見方など異なるところも多く、独学では困難な点がありました。今回、このような機会により、断片的な理解が繋がって大きな知識となりました。
フクダ電子様には、お忙しい中、お時間を割いていただき、またわかりやすい資料を基に実際にインテグラを操作しながら説明をしていただき、大変感謝しております。

私自身まだまだ勉強・経験不足で分からないことも多くあり、すべてを理解するには時間がかかるだろうと思います。
しかし、わからない事はそのままにせず1つ1つ解決していく事で向上していけるのではないかと思っています。
まだALSの患者様やご家族との関係・疾患についてもいろいろと考えなおす良い機会となりました。
今まで決して安易な気持ちや考えで搬送を行ってきた訳ではではありませんが、患者様やご家族の情報不足や私自身の勉強不足を常日頃感じていましたが、今回の研修は自分にとって一つ前進できた機会と思います。
私は『もし自分の家族だったら・・・』と患者様・ご家族の身になって考え、看護することが大切だと思っています。
患者様やご家族に笑顔になってもらうには、まず知ること(患者・家族の情報収集、傾聴、自身の知識を向上させる事や経験など)が重要だと痛感しました。
これからは患者様・ご家族とコミュニケーションを取っていく中で多くの情報を収集し、スタッフとの情報交換を密に行っていきたいと思っています。
医療機関の連携は患者様・ご家族の方に大きく影響することなので、私たちが知る情報は、病院や訪問看護の方と共有し安心・安楽に不安なく日常生活を過ごして頂けるようなサービスを提供していけたらと考えます。
また、私自身も疾患や医療機器に関することはもちろん、CS向上についても勉強していかなければと思っています。
今回、人工呼吸器について勉強していく中で、看護師の先輩方からも多くのことを学ばせて頂きました。日頃からの心の支えになってくれている事に本当に感謝しています。
これからも先輩方に少しでも近づけるように努力していきたいと思います。


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テーマ : 民間救急
ジャンル : 福祉・ボランティア

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